広告の結果をどう見るか
前回の動画で広告は出してみましたが、その結果をどうやって見るのかという話です。ウェイトリストが何人溜まって、どのくらいの広告費をかけたのか。この割合が分からないと、そのアプリに需要があるのかどうかが分かりません。その計算をやっていこうというのが4つ目のステップです。
つまり、今出そうとしているアプリが市場に対して供給が追いついておらず、需要のほうが多いのかという計算ができるのがこのステップになります。そんなに難しくないので、覚えてやってみてください。
CPAとは
CPAはCost Per Acquisitionの略称で、1人のユーザーを獲得するためにかかるコストのことです。これは広告業界の用語です。
需要検証の場合、ここでいう「ユーザー1人」はウェイトリスト登録1人と定義したいと思います。つまり、ウェイトリスト1人を獲得するのにかかるコストを計算していきます。
計算は割り算だけ
これは本当に簡単で、割り算をするだけです。仮にX広告に広告費を1万円かけて、10人がウェイトリスト登録してくれたと仮定します。
CPA = 広告費 ÷ 獲得数
= 10,000円 ÷ 10人
= 1,000円/人
ウェイトリスト1人を獲得するために1,000円かかってしまいました、という計算です。
この数字をどう判断するか
この例の場合、そのアプリに需要があるかというと「なくはない」という状態です。メールアドレスを渡してまで欲しいと言ってくれた方がいるので需要がないわけではありませんが、めちゃくちゃ強烈な需要シグナルがあるかというと、そこまでではないかなという話になります。
個人的な体感としては、ウェイトリストの段階でCPAが100円から300円で獲得できたら、かなり需要があると思っていただいていいです。
私のSNS「ぬいびより」の場合は、1万円ではなく6,000円くらいでしたので、CPAは大体100円でした。この段階で「結構勝てるな、これいけるな」という体感がありました。
なぜこんなに安くなったのかというと、良い広告であればその広告に対してリポストしてくれたり、拡散してくれたり、いいねをしてくれたりするからです。少ない広告費でたくさん表示される仕組みになっているのだと思います。X広告を考えている人は、広告なのにリポストやいいねをしてくれる数が多い、インプレッション数が多いとなれば、かなり需要シグナルがあると見ていいです。
作る前にこれくらい投資しておくのはかなりいい戦略かなと思います。もちろん6,000円も少ない金額ではないので、複数のアイデアに対してバンバン広告が打てるわけではないと思いますが、「これはいけるんじゃないか」「これに力を入れたいな」というアプリに対しては広告を出してみて、CPAを計算してみるというのは非常にいい戦略だと思います。私も今後新しいアプリを作っていくときには、この手法をもう一度取っていきたいと思っています。
結果別のアクション
- CPAが100円〜300円以内に収まった:すぐに開発に進んでいきましょう。そのアプリを欲しがっているユーザーさんがいるので、作ってあげてください。
- CPAが1,000円、2,000円と高い:ピボットを考えてもいいんじゃないかと思います。
- 1人も集まらなかった:もうすぐにピボットしてください。
- 少なからずウェイトリストがある:完全に需要がないわけではないので作ってもいいと思いますが、リリースした後にマーケティング費用が結構かかってしまう可能性があります。
PMFを達成したとしても、需要のある良いアプリの特徴はマーケティングコストがあまりかからないことです。勝手に口コミで広がっていきます。そういう意味でも、コスパや費用対効果的に考えて、そんなに集まらなかったのであればそのアイデアはちょっと微妙かもしれません。マネタイズは可能かもしれませんが、大きくは伸びない可能性がありますので、そこは皆さんのご判断にお任せします。
用語はどこで学んだか
CPAという考え方があるだけでもビジネスセンスは上がってくると思うので、もっと知りたい方は広告関連の本を買ったり、AIに聞いてみたりして勉強するといいかもしれません。
今後もMVP、PMF、LTV、CPA、CPC、MVVといった3文字の略語がいろいろ出てきてこんがらがると思います。ここら辺の用語を私がどうやって知ったのかというと、書籍です。スタートアップ関連の本を常日頃読んでおりますので、なんとなく分かってきました。どんな本か気になる方は、YouTubeで個人開発向けのおすすめ書籍も紹介していますので、そちらを見てみてください。
続いてのステップは、Claude Codeでの開発に進んでいきます。