Stripeを本番環境に切り替える
前回はGoogle認証を本番環境で動かしました。今回は決済まわり、Stripeをサンドボックス(テスト環境)から本番環境に移行する方法を説明します。
Stripeの管理画面を開くと上に「サンドボックス」と表示されています。サンドボックスは開発環境のことで、本番環境のアカウントには影響しません。本番環境に切り替えるには、右上の 本番環境のアカウントに切り替える ボタンを押します。
本番アカウントの情報を入力する
本番環境に切り替えるにはいくつか情報を入力する必要があります。
事業形態
- 法人の方:法人を選択
- 個人事業主の方:個人事業主を選択
基本情報
本名、メールアドレス、生年月日、郵便番号などを入力します。
ビジネスの詳細
先ほどデプロイしたVercelのドメインを渡すだけで大丈夫です。Vercelのサブドメインでもちゃんと機能します。
「過去5年間に特定商取引法に違反したことがあるか」と聞かれるので、いいえ を選択します。なお、特定商取引法ページはサービス内に追加する必要があります。
サービス内容
デジタル製品(SaaS)などを選択し、サービス説明を入力します。説明文はClaude Codeに考えてもらうのも良いでしょう。例:「自社の動画講座を提供するプラットフォーム」など。
銀行口座と税金設定
振込先の銀行口座を追加します。売上税金の設定はそのままで大丈夫です。寄付(1%)はオプションなので、今回はスキップします。
本番APIキーをVercelに反映する
申請を送信すると、サンドボックスから本番環境用のダッシュボードに切り替わります。本番アカウントになるとAPIキーの「テスト」表記が「ライブ」に変わり、キーの値もすべて変わります。
- 本番ダッシュボードでパブリッシャブルキーとシークレットキーをコピー
- Vercelの環境変数で
STRIPEを検索 - テスト環境のキーをライブキーに置き換え
- Redeployする
本番用キーは非常に重要です。 漏洩しないよう厳重に管理してください。Claude Codeにも読み込ませないようにしましょう。 説明してしまうとログに残るので、流出した場合はStripeアカウントを乗っ取られる最悪の事態になりかねません。
マイナンバーカードの提出
本番環境のダッシュボードに移動すると、マイナンバーカードの読み取り提出が必要になります。QRコードが出てくるので、スマホでマイナンバーカードを読み取って提出するだけなのでそれほど大変ではありません。税務署や市役所に行く必要はないので、最初に済ませておくのがおすすめです。
Stripeの本番審査について
本番環境に切り替わっても、裏側で審査が行われています。Stripeの営業日1〜2日以内で結果が返ってきますが、最初は大抵の場合「情報が足りません」と弾かれます。サイト内に以下のページが必要です。
- 特定商取引法に基づく表記
- 利用規約
- プライバシーポリシー
Claude Codeに「Stripeの本番申請を出しているので、利用規約・プライバシーポリシー・特定商取引法ページを作成してください」と依頼すると自動で作成してくれます。生成されたページのURLをStripeに貼り付けて再申請しましょう。
特定商取引法ページに必要な項目
- 本名(内容によってはハンドルネーム可)
- 電話番号
- 住所
- 事業内容
- 取り扱う商品の詳細
これらを書いて提出しても合否が分かれることがあるので、何度かやり取りが必要になるかもしれません。本名や住所をあまり公開したくない場合は、いったん審査に合格してからハンドルネームに変更したり、住所の末尾を一部削るといった調整も可能です。
再デプロイして審査に出す
ページの作成が終わったら、Gitにプッシュ → Vercelで自動リデプロイ → 表示されたページのURLをStripeに貼り付け → 審査に再提出、という流れになります。慣れたらサクサクできます。
続いての動画では、Stripe商品の本番環境への移動とWebhook設定について解説します。