仮想組織の全体構造
本講座ではClaude Codeを使って業務・副業の効率化・自動化について、仮想組織を使って構築してきました。最後の動画として、今のこの仮想組織がどういうふうに動いているのかを確認していきます。
オーナーと秘書室
Claude Code Companyの「オーナー」は自分自身(人間)です。このオーナーが秘書室のClaude Codeに「何々してください」と指示出しをします。例えば「Xの投稿してください」「動画編集してください」「今日やることをまとめてください」といった指示を投げます。
現在の構造では、秘書室はサブエージェントで作っているわけではなく、ペアレントコンテキスト(メインコンテキスト)を使って動かしています。
Skillsの仕組み
AI秘書がどういうふうに動くかというと、普通の雑務であれば秘書室の部署に対してノートを追加したり、今日やるべきことを追加したりします。
例えばXの自動投稿のSkillsは、指示出しの文脈を理解して自動的に発動するスキルです。Xの自動投稿に関する指示を出したら、Descriptionに書いてある発動条件が自動で読み込まれてSkillが発動します。これはProgressive Disclosureという仕組みです。
Skillsの役割(Xの自動投稿の例)
Skillsにはワークフローが書かれています。Descriptionに関連する指示出しをしたらスキルが発火し、ワークフローとして以下のステップが実行されます。
- 日付を確認する
- リサーチャーのサブエージェントを起動する(Claude Code関連のキーワードでリサーチしてメインコンテキストに返す)
- Contents Writerのサブエージェントを起動する(Xのポストを作成してメインコンテキストに返す)
- X投稿に関する準備をする
サブエージェントに分ける理由
サブエージェントに分けているのは、それ専用のコンテキストが作られるからです。リサーチ専用のコンテキストと専門知識を持った上でリサーチしてくれるところがメリットです。コンテンツ作成に関しても同様で、メインのコンテキストを汚すことなく、それ専用の専門知識・コンテキストを持って作成してくれます。
動画編集のワークフロー
動画編集に関しても同じです。video-editというスキルが読み込まれたら、まず動画編集のサブエージェントを立ち上げます。渡した動画を文字起こしして、Claude Codeがその文章に違和感がないかを調査するといったことをサブエージェントがやってくれます。
一通り終わったらレビューを行います。動画編集が終わっても、そのまま納品ではなく、できあがった編集動画が良いものなのかどうかを動画レビュアーというサブエージェントを起動させてレビューさせます。
実装者とレビュアーを分ける重要性
ハーネス設計講座でも説明していますが、実装者とレビュアー(評価者)は分けたほうが良いです。第三者の目線でレビューしたいので、新しい空のコンテキストを使ってレビューさせたほうが客観的なレビューになります。
レビューが終わったらメインコンテキストに返し、そのレビューが微妙だったらもう一度動画編集の指摘部分だけやり直させて、再びレビューする。こういう自己改善ループ(フィードバックループ)が生まれます。
レビューの効果
基本的にそのままの出力よりも、1回レビューさせたほうが品質は結構上がる傾向にあります。これはコンテンツ作成に限らず、コード実装・実際のアプリ開発においても、評価者・テストを組み込むだけで、1回回すだけでも品質がかなり向上するのでおすすめします。
最近だとサブエージェントをあまり作りすぎると良くないという話もありますが、レビュアーに関しては作ったほうが良いと思います。
まとめ
Claude Codeのアプリ開発以外での使い方として、業務・副業を効率化・自動化したい場合は、以下の3つを理解することが重要です。
- サブエージェントとスキルのハーネス設計
- コンテキストの理解
これらができればある程度は全部効率化・自動化できると思いますので、実際の業務で使ってみてください。実際に使った方から「結構自動化・効率化ができました」というお声もいただいています。
